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浮気が本命に変わるとき

2015.01.07 (Wed)
初の試み、『赤の紋章』現代版で“if”!!
しかもウィル×エレナ!!
ウィルのターンが来たよ!!




 ある冬の深夜。
 仕事が終わったウィルは、恋人であるエレナのアパートへやって来た。
 突然の訪問だったが、これが初めてではない。
 多少怒られるかもしれないが、追い出されることもないだろう。
 チャイムを鳴らすと、驚いた顔のエレナがドアを開けた。
 「よう」
 「また連絡もなしに来たわね」
 「急に会いたくなった」
 エレナはドアを大きく開けてウィルを中へ通し、どこか複雑な表情で彼を見やった。
 「どうした?」
 そんな彼女の様子に気付いたのか、ウィルはエレナに問いかけた。
 「別に――、何も」
 「隠し事、するなよ。あー、寒かった・・・」
 そう言うとウィルは、エレナを背後から抱きしめ、その洗い立ての髪の香りを吸い込んだ。
 しかしエレナは慌ててウィルから離れた。
 今度はウィルが驚く番だった。
 「お前――」
 「・・・ごめんなさい」
 エレナはうつむき、観念したように呟いた。
 「あなたには悪いと思った。だけど、友達に紹介されて・・・魔が差したの」
 「悪いって・・・」
 「浮気したわ。私」
 エレナは真っ直ぐウィルを見つめた。
 ウィルは愕然とし、言葉を失った。
 「本命が変わってしまったの。ごめんなさい」
 「それ・・・」
 「シャンプー。あなたがあの香りが好きだって言うからあれをずっと使っていたけど、友達に絶対いいからって勧められて使ってみたら、本当に全然違ったの。もうあれには戻れないわ」
 「それくらい髪の香りですぐわかる!そんな話真顔でするな!!ビビるだろ!!」
 エレナはいたずらっぽく笑い、ぎゅっとウィルを抱きしめた。
 「いつも女の影があるあなたに対抗してやりたかったのよ」
 「女の影って・・・向こうが勝手に寄ってくるだけで、俺にはお前以外考えられない」
 エレナは嬉しそうに微笑み、彼の頬にそっとキスをした。
 「私もよ」

 この後二人は、朝まで仲睦まじく過ごすことになる。




 突然の展開にびっくりしました?(笑)
 びっくりしてくださってるといいなv
 ウィル×エレナがギャグになるなんて、現代版じゃなかったら絶対猟奇的な設定になるからこんなお話思いつくなんて思ってもみませんでした。
 元ネタ(?)は、新澤はずっと「結っても跡がつかないくらい芯からしなやかな髪」を目指して、10年くらいあれから浮気しなかったんですが、昨年辺りから「水のダメージから守ってくれるシャンプー」に浮気してみたら案外良くって、本命に変わってしまいました。
 そしたらば学生時代からの友達が、私の髪の香りが変わってしまったといたく嘆いてくれまして、そのことを今でも鮮明に覚えていたので、これは使える・・・!と、ネタにしました。
 ちょっとでもビビッていただけたら嬉しく思いますv
 猟奇的な設定にならずに済んでよかったね、ウィル!!


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