序文

2013.02.24 (Sun)
 その国の名は、ベルスの王国。
 絶海の孤島にある、小さな島国だ。
 かつては神々の領域にあり、生ある人間の侵入は赦されなかった。
 あるときまで、生きた人間がその目で神々の土地を目にしたことはなく、
 また、そこへ足を踏み入れようと航海すれば、
 死の海流によって遠く流され、近付くことさえ不可能であった。

 あるときまでは――。

 とある一族の、命をかけた行いに、
 ファリガーナと呼ばれるその島と近海の守り神が心を動かされ、
 人間と親交を持つようになるまでは。

 これから語る物語は、ある一族がファリガーナと契約を交わし、
 人間がベルスの王国を築いてからの物語である。


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