スポンサーサイト

--.--.-- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

視聴の為に・・・

2015.09.25 (Fri)
組曲ニコニコシルマリルの物語



ニコ動でなぜか視聴できなくなったので、
ブログに移植するという手を使ってみたらいい具合でしたので、
ここに置かせていただきます。
超趣味ですみませ・・・。


シルマリルってこんなお話です!!


にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
Category: Draft | Comment(0) | Trackback(0)

エントリー数1000記念大ネタバレ祭り

2015.07.15 (Wed)
DUSKの記事がこれで1000件を超えました。
そこで!!
いままでやったことのないほどのネタバレ祭りをしようと思います。

赤の紋章
超絶ラスト付近。
ブログ公開版とラストがひっくり返るかもしれないような内容です。
鍵はかけていません。
いいよ!って方だけ下へどうぞ。
















OK?
















 虫の息のエレナが、浅い息をしながら、決定的な言葉を口にした。
 「私を、殺して・・・」
 二千五百年前、リアーナがエリオスに願えなかったその一言。

 『その者を最も愛したる者の剣によってのみすべてが赦される』

 すべてを赦されるなら、エレナは自分の命を捧げ、また自分を最も愛した者、ジェフに、愛する者をその手にかける苦しみを背負わせなければならない。
 「そして・・・、生きて・・・」
 それが、エレナの最後の願いだった。
 「悪いが俺はお前を二度と見失わないと誓った。お前を置いていくことは絶対にしない」
 「そんな約束・・・いいから・・・、生きて・・・。お願い・・・」
 エレナは涙を流しながらジェフの胸にすがりついた。
 「俺の願いは聞いてくれないのか?」
 「・・・ジェフの、願い・・・?」
 「俺の願いは、永久にお前と共に在ることだ」
 「でも・・・それじゃ・・・」
 「俺は、もう十五年前に決めた。お前のために命を懸けると」
 「やめて・・・私はあなたに生きてほしい・・・。お願い・・・」
 「もう決めたことだ」
 そう言うと、ジェフは剣を構えた。
 剣を持つ手が震えたのは初めてだった。
 己の死への恐怖感からではない。
 愛する者をその手にかけることが、どれほど恐ろしいことか、自衛のためとはいえ、今まで何人もの人間を殺めてきたジェフもまた、その罰を受けようとしていた。
 己の命などどうなろうと構わなかった。
 エレナを逃がし、自由にして逃がしてやることができなかった。それだけが悔やまれた。
 「・・・何を言っても、あなたの中では最初から決まってたのね・・・」
 「ああ」
 エレナは涙を流しながら、ジェフに口づけた。
 「赦されるなら、もう一度生まれ変わって、そのときは、あなたと平穏に結ばれたい・・・。私は子どもは産まないと決めていた・・・。けれど、あなたの子なら、産みたかった・・・」
 すべてを投げ打ってでも、あなたと共に在りたかったと、エレナは静かに涙をこぼし続けた。
 「・・・ありがとう。生まれ変わることができたら・・・そうだな。今度こそ平穏に・・・」
 剣の刃を直接持った手から血が滴り落ちる。そのそばから傷は癒えて行くが、その恩寵ももうすぐ還されるはずだ。
 これは恩寵だったのか、それとも呪いだったのか、ジェフにももはや判断がつかなかった。
 ただ、ジェフを愛おしげに抱きしめているエレナに、最後に囁いた。
 「愛してる、エレナ・・・」
 そしてジェフは、エレナの身体ごと、自分の心臓をも貫いた。

 不思議なことに、ジェフは一片の痛みも感じなかった。鉄の冷たささえ感じなかった。
 ただ、エレナへの愛を感じていた。
 二人の身体が崩折れ、床に血溜まりができ始めるのを目にした。
 ジェフは意識が遠のき、命が事切れるその刹那、エレナの手を強く握りしめた。
 この手だけは、絶対に放さない。
 そして、エレナの胸元で輝いていた紅玉の首飾りが、高い音を立てて粉々に砕け散るのを見届けた。
 その瞬間、細い細い糸で繋がっていたエレナの命は、とうとうその最期を遂げたのだと知った。
 深い眠りに引き込まれていくような感覚の中、ジェフは最期の力ですでに事切れたエレナの手を握り締めた。

 これほど誰かを愛しく思ったことはなかった。
 これほど誰かに愛されたこともなかった。
 俺に愛を教えてくれて、ありがとう――。
 愛してくれて、ありがとう――。

 そしてジェフは、永遠の眠りについた。


 どのくらいの時間が経ったのだろう。
 ジェフは眩しいものを感じて目を覚まし、頭のすぐそばに、白い衣が見えて、ゆっくりと起き上がった。
 すぐそばにはエレナが血まみれになって倒れていた。
 「エレナ!!」
 ジェフは白い衣を着た人物のことを一瞬忘れて、エレナを抱き起こした。
 しかし、幾度その名を呼ぼうとも、エレナは目を覚まさなかった。
 「エリオスの遺志を継ぐ者よ」
 不意に頭上から声が降って来て、ジェフは思い出したように顔を上げた。
 そこには、悲しみに満ちた微笑を湛えたファリガーナが立っていた。
 「あなたが・・・ファリガーナ・・・か・・・?」
 「左様。この島を護り導く者です」
 「・・・これで満足か」
 ジェフはエレナを抱きしめて、女神を睨んだ。
 「こいつはこの島の人間すべての命を守るために命を捧げた。その願いは叶うんだろうな?」
 「叶います。・・・わたくしにも罪があります。この地に人間が生きることを許し、挙句この結果を招いた罪です」
 「じゃあ自分のしたことはわかってるんだな?」
 ファリガーナは悲しげに肯いた。
 「誰に向かって物を言っておる」
 光のかなたから現れたのは、ファリガーナの夫、アスターだった。
 「アスター・・・?」
 「セレスティアは自身にも罪がある。だがその罪はそなたにも他の者にも言えること」
 「まさかまだ誰かの命が欲しいんじゃないだろうな」
 「いいえ」
 ファリガーナが静かに言った。
 「わたくしたちが望むのは、そなたがかつてエリオスが願ったように、この先の運命を受け入れ、もう一度生を歩むことです」
 「俺はエリオスではない!」
 ジェフが怒鳴った。
 「俺は二度とこいつを一人にしないと誓った!こいつがどれほどの孤独と苦しみを味わったか、あんたたちにはわからないのか?」
 「そなたはエリオスの生まれ変わった姿です。わたくしの記憶がそれほど間違っていなければ、かつてのエリオスの姿と寸分の違いもありません」
 「姿形がどうだろうと俺はエリオスではない!」
 「だが魂はエリオスのものだ」
 「魂・・・?」
 「エリオスはかつて我らに願った。自分もリアーナと共に贖罪を果たすと。そしてすべてを終えたら、もう一度でいい、生まれ変わって、何事もなく平穏に結ばれたいと」
 ジェフは己の心の内を見透かされたような言葉に、声を失った。
 「それでも、我らの願いを受け入れぬか」
 「・・・生き返るのか?二人とも」
 「死者を蘇らせることは何人にもできません。最高神でさえも。そなたらはもう一度生まれ変わり、共にその生を歩むのです」
 「そなたらは、永い時をかけて贖罪を果たした。よくぞ購ったと、最高神からの取り計らいだ」
 「何より、これ以上ないほどにそなたらを苦しませたのは、他でもない、わたくしです。わたくしの願いを聞き入れてはもらえませぬか」
 「・・・・・・」
 ジェフは腕の中で眠っているように見えるエレナを見下ろした。
 他に何を望むだろう。エレナと、もう一度生きることができる。
 「・・・ありがとう」
 「先に言っておく。これは永遠を契る約束ではない。そなたらがもう一度生まれ変わることは確かだが、永遠にその魂が共に在れるとは限らない」
 「わかった」
 「なれば、しばしの眠りにつきなさい。アクウィラス」
 「待ってくれ、俺たちのこの記憶は残るのか――?」
 ジェフの言葉が終わらないうちに、二人の神々は姿を消した。
 それと同時に、ジェフは眼前の景色が変わったことに気がついた。
 中庭を見渡す、二回の外回廊に立っていた。
 エレナも目を覚ましており、朝日が昇ろうとしている雲間に目を瞬かせていた。
 「私、死んだんじゃないの・・・?」
 「・・・悪いが、殺したはずだ」
 「どうして――」
 そこへ、クレストがやってきた。
 「クレス――」
 ジェフが呼びかけようとしたが、クレストはそれに気付く様子も、二人の存在がまるで見えていないかのようにその前を素通りし、中庭に向かって呼びかけた。
 「この国の歴史を話そう」
 長い話だった。二千五百年前まで歴史は遡り、今、ジェフとエレナの死を告げた。
 クレストの長い長い物語が終わると、エレナが呟いた。
 「終わったのね・・・」
 「ああ・・・」
 流れる涙を拭おうともせず、エレナは争いのなくなった中庭を見下ろしていた。
 「私たち・・・これからどうなるのかしら」
 ジェフは先ほど見聞きしたことを話そうとした。
 しかし――。
 このまま、自分だけの胸に秘めて、生まれ変わるのを待つのもいいかもしれない――。
 ジェフはそっとエレナに手を握られたのを感じた。
 冷たくはない、暖かい手だった。
 雲間から朝の光が差し込んできた。
 二人の手が、さらさらと風になって溶けてゆくのを見た。
 「ファリガーナが、見せてくれたのかもしれないな、この国の終焉と始まりを」
 「そうね・・・」
 さらさらと消えゆくその刹那、ジェフはそっとエレナに口づけた。
 いつか、もう一度――。





というラストにしてもいいですかどうですか。
クレストの「父さんが語れるのはここまでだよ」っていうとこもなんとかねじ込みたいんですけど、もしかしたら『Our Story』に持っていくかもしれません。
本編はやっぱジェフ目線ですので、こんな終わり方もありかなと思いまして。
どうなるかわからないけど!!
とりあえずジェフと神様二人のやり取りを入れたいです。
だって一応ジェフの物語だもんね本編は!!
これ読んだ人もしよかったらご意見をお寄せ下さい。
いや、本編最初から読まないと何が何だかわからないかもしれないけど。


というわけで記事No.1000は『赤の紋章』本編ネタバレ祭りでした!!
お付き合いくださった方、ありがとうございました!!

本編はこちらから☆
赤の紋章タイトルバナー



にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説へ
にほんブログ村
Category: Draft | Comment(0) | Trackback(0)
back-to-top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。